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*/ 動機 /*
友達に「作ってくれ」と言われたので…


*/ コンセプト /*

1.極力手間を掛けずに安く上げる
2.箱有線コンとはコネクタ接続で、コネクタ外せばノーマルコンとして動作
3.脱衣ボタンの追加


*/ 準備と参考サイト /*

ほとんどの情報は下記を参考にしました
初心者のための箱用ツインスティック作成講座


コネクタ類、ポリウレタン線入手先
共立エレショップ
送料が比較的安いので良いかと


・ツール類

今回使用したのは上写真にあるもの。
半田鏝、グルーガン、テスタ、ニッパ、ラジペンなどの標準的なものと
カッター、ヤスリ、φ3mmミニ四駆ドリル(青いやつ)
作業台は今見えてるダンボール

配線材は箱コントローラの基盤から立ち上げるのにポリウレタン線(0.26mm)を使用し、DCTS内は適当なフラットケーブルをばらしたものを使用した。
キモはポリウレタン線で、こいつは細くて柔軟性があり、また端末の被覆は半田鏝の熱で剥けるのでワイヤーストリッパーが要らないこと。
これのおかげで箱コンはφ3mmの穴を2箇所開けるだけで標準機能は残したまま外に配線できる。
箱−TS間はフラットケーブルで繋ぐ。



1.箱コンの乗っ取り

箱コンの裏にドリルで穴を2箇所開け、その近くにコネクタ(今回はBOXプラグ20P(直型)を使用)をホットボンドで仮留めする。余裕を持って20Pを使いましたが本来は16Pで大丈夫です。
基盤から多少余裕を持ってポリウレタン線でコネクタまで配線する。
使用するポリウレタン線は0.2〜0.26位がよさげ。

ポリウレタン線は絶縁被覆があり、端末はコテに溜めた半田に突っ込むと熱で剥がれる(銀色になる)のでストリッパが不要。
また線の柔軟性が高いので半田部分にストレスがかからず、剥離の心配が少ないのでオススメ。


2.配線が終わって元に戻した状態

このままだと危ないので動作確認後ホットボンドで固める。
因みにコネクタの位置はコントローラーを持ったときに手に当たらないように決めました。


3.DCTS内部配線

後で元に戻せるようスティックからのコネクタを外して、スティックの基盤に直接ワイヤを取り付ける(右上拡大図)
グランドは緑の配線で、全スイッチを橋渡ししている。
スティックにあるトリガとボタンはワイヤの途中に分岐を作って横取り(右上拡大図の左側)し、絶縁チューブで絶縁しておいた。

写真では分からないけども、スティックのボタン付近にもうひとつボタンを付けるのでポリウレタン線を既存の配線の隙間に通してケース内に引き入れている(後述)


4.DCコン側コネクタ

VM穴の下に箱コンに付けたのと同じ20Pコネクタを付けています。
この場所だといろいろ配線するときに便利です。


5.コントローラー間接続ケーブル

その辺にあったSCSIフラットケーブルと圧接コネクタ20Pを使って中間ケーブルを作ります。
1ピンの位置に気をつけてストレートなケーブルを今回は作りました。
長さはあんまり長くてもエラー起こしそうなのでDCTSの横に箱コンを置けるぐらいの長さにしました。


6.増設ボタン

スティックにSTARTボタンがあったほうがいいと言うので増設。
内部はポリウレタン線で配線してSILソケットを2ピン使用してコネクタ代わりにしています。
ボタンはありモノのタクトスイッチにゴム(なんかの蓋)を接着したものでとりあえず我慢してもらう(買ってる暇なかった…)
両面テープで好きな場所に貼ってもらえるようにしております。いらなきゃ外せます。
左スティックにも同様の加工がしてあるので(そっちはBACKに配線)入れ替えも出来ます。
このスティックはよほど使い込まれていたのかトリガーのスイッチがへろへろだったのでついでに交換しました(タクトスイッチでしたので手持ちがありました)

しいたけボタンも適当な場所に適当なボタンをくっつけました(このページの一番上の写真にちょろっと出てます)


7.全体

この後箱コンをPCに繋いで動作確認。
珍しく1発OKとなりました。

延べ作業時間7〜8時間と言った感じでしょうか。
この後その友達の友達(他人)の分も頼まれているのでそのときはもうちょっと早くなるでしょう。

因みに作業代は部品代500円+手間賃1500円の2000円でした。
時給に換算すると泣けますw まぁ金が欲しくてやったわけでもないし、工作のリハビリとしての作業なのでオッケーです。
セガファンとしてはこれで楽しんでもらえると良いなと思います。



 

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